泥んこ遊び
園庭に即席の泥んこプールの完成です。
園庭に即席の泥んこプールの完成です。
みなさん、泥遊びについてどんなイメージをお持ちでしょうか。「汚い」「衣服が汚れる」「バイ菌だらけ = 子供にさせたくない。そんなイメージをお持ちの方・・・実は、泥んこは子どもの発達にとても良い影響をもたらしてくれるんですよ。
★水や砂、泥は子どもの身も心も開放してくれる遊びのツール。夢中になって遊ぶ中で「本来の自分」を表に出しやすくしてくれます。泥んこ遊びを通して子どもは、よく笑い、よくおしゃべりをするようになるんです。自然と大きな声を発し、仲間と協力し合い、色んな声掛けが生まれるんです。
★土・泥・水、どの素材も多様にかたちを変えます。また、水を加えたり、減らしたりするだけで固さや感触が変わるので、さらに子どもたちの想像力が掻き立てられるのです。
★泥に触れる適度な刺激により、皮膚が鍛えられます。泥には雑菌が混ざっていて、その雑菌に対する抵抗力も強くなるのです。
★「夢中になって遊びきる」という体験こそが、自己肯定感を育てていきます。水の音、弾ける水に興味を示し、夢中になり笑顔がどんどん湧いてきます。
アメリカの哲学者ロバート・フルガムの有名な言葉の紹介です。
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ。人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだろうか。何でもみんなで分け合うこと。ずるをしないこと。人をぶたないこと。使ったものはかならずもとのところに戻すこと。ちらかしたら自分で後片付けをすること。人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。食事の前には手を洗うこと。トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。釣り合いの取れた生活をすること・・・毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。毎日かならず昼寝をすること。おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。
